う~、さむっ!!
何だか、まもなく冬ですか?という気候になってます。
去年の今頃は「蚤取り男」で大変でした。
さて、今年も大変な舞台のご案内です。
日時:12月5日(日)
場所:中日劇場(名古屋・栄)
第57回 中京五流舞踊公演 夜の部(15時半開演)
長唄 「靭 猿」 ながうた うつぼざる に出演致します。
大名 花柳龍之進 太郎冠者 花柳昌鳳生
猿曳き 花柳貴人生 小猿 山田ひかり
さて、演目紹介を、、、、
《靭(うつぼ)とは》
靭(うつぼ)とは、弓矢の矢を入れて持ち運ぶ筒型の入れ物の事です。実用品でももちろんあったわけですが、装飾品の意味合いが強く、鹿や猿の皮を貼ったり金銀などで立派な細工を施していたようです。
《お話》
ある日、とある大名が、宮廷で行われる弓矢の儀式用の靭に貼る為の猿の皮を探しておりました。
そこにちょうどと言うか、運悪くと言うか、猿回しに連れられた猿があらわれました。
大名は家来の太郎冠者に「あの猿をもらって来い」と命じます。 靭に貼る為の革をとる為です。
お分かりでしょうが、革をとる=猿を殺す と言うことでで。もちろん猿曳きはそんな要求に
応じるはずがありません。
すると、事もあろうか大名は、「命令が聞けないのならこの場でその小猿を射殺してやる!」と猿に向かって矢をかまえます。猿曳きと猿にとっては降ってわいたとんでもない災難ですが、昔の時代はお殿様の命令は絶対です。 反抗できません。
しかし・・・猿は彼にとってペットではなく長い時間を共にしてきた大切な、大切な相方なのです。
その猿を射殺されてしまっては、、、 第一、射られては矢で革に傷が付いて、台無しになってしまい
何の為に殺されてしまうんだか…
ならばいっその事と自分で猿を打ち殺そうとムチを振り上げます。 苦しめずに一打ちで命を絶つ
急所を打とうと。
が、殺されるとは知らない小猿は、振り上げられたムチを見て、芸を命じられていると思い
懸命に芸を披露します。
なんといじらしい事でしょう。
さあ、それを見た大名は己の傲慢さに気付いて、あわてて止めに入ります。
命は一度失っては戻ってきません。 もののあわれという心が芽生えた大名。
最後は全員で楽しく舞い納めます。
ん? で、どう大変なのって??
もう一度、キャストに目をやって下さいまし。
小猿 山田ひかり
タカトキの本名も、山田。
そう、小猿は、わが愛娘(4歳6ヶ月)が演じるのです。
う、
うう、
うわぁ~、大変!!
さあ、演目紹介を読まずにとばしたアナタ! も一回読んで下さい。
是非、初の親子共演を見にいらして下さい!
チケットはA席5,500円です。 どしどし、お申し込みを! と言いたいのですが、
実は、タカトキの持分はすでに完売いたしております。 大感謝なのですが。。。
見にいらしてくださるお客様、是非、お早めにメールを下さいませ。
odoru@takatoki.com
今でしたら、他所からチケットを回してもらえると思います。
なにとぞ宜しくお願い致します。
さて、明日から月曜までお仕事で長崎に行ってきます。
ああ~、台風だ~。 まさにアメオトコの面目躍如!
って、明日は飛行機とぶよね? 土産話をお楽しみに。